40代・男性 SAさん
2014年2月、SAさんは交通事故(ひき逃げ)に会われました。
救急搬送され、病院でくだされた診断は「左半身打撲」と「左足骨折」そして「びまん性軸索損傷」でした。
※「びまん性軸索損傷」とは、頭部に強い衝撃を受けたことで、脳の広い範囲で軸索の損傷が生じる交通事故で多い脳外傷です。
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三ヶ月後、完全に回復しなかったSAさんは転院して約1年弱のリハビリを行いました。
事故から三年たった現在は、左足に障害が残り、走ったりジャンプなどは出来ない状態。外出時には装具と杖を使用されています。
左手にも障害があり、親指と人差指以外は勝手に力が入って握り込んでしまい、手をうまく返せなない、左手に力が入らないなど健常者と同様には日常生活は送れない状態となっています。
SAさんは、この記事を書いているWeb担当である飯島の知り合いでして、彼の状況を知った時にセラサイズのリハビリで回復するのではないかと思い、開発者の小川に相談し体験をしていただくことになりました。
雨と風が強くなりつつあった台風が間近に迫った2018年8月8日、初回体験は行われました。
まずは、カウンセリングシートに不具合がある箇所を記入してもらいヒアリングを行います。
SAさんは、交通事故の前にも大病をなされたのですが現在、そちらの後遺症はなく、身体に残っているのは交通事故による影響のみでした。
まずは、ゆっくり歩いてもらって身体のバランスがどうなっているかをチェックします。通常、人が歩く時は、体重をかかとに載せて前に出ますがSAさんはそれができないため、装具をつけてそれをカバーしています。
どのぐらいで良くなるとは明確には言えないが改善はすると思うとのことで身体のチェックを兼ねた、リハビリが行われました。
まずは、左手と左腕、肩に刺激を入れて行きます。
今までにない刺激を身体に入れることで固まった場所をほぐし、神経を接続して行きます。この身体への効果的な刺激の入れ方がセラサイズ独自のものです。
うつぶせに寝てもらい、足にも刺激を入れて行きます。
基本的にセラサイズでは、痛みを感じることはしません。
痛みを感じた時には口頭で言ってもらい痛みが出ないように処置して行きます。
カウンセリングを含めて初回体験は1時間。
肩や腕は筋肉構造が複雑なため、時間がかかるが足は構造が単純なので足の方が早く回復していくのではないかとのことでした。
次回は、スタジオがお盆休みに入ってしまうのでお盆休み明けを予定しています。
初回体験から2日後、SA様から感想のメールをいただきました。
こんばんは。セラサイズ体験してみて2日。そして今日は仕事に行きました。手に関しては先生も難しいと言っていたのでしょうがないと思いますが特に変化は感じられていないです。
ただ足なんですが、いつもなら仕事中にくるぶしの辺りが痛くなってしまうのですが、今日はそれがほぼありませんでした。そして歩いていてつま先が引っかかるというのも殆どありませんでした。まだ2日なのでたまたまかもしれないですが、今の状態が施術された結果なのであれば、本気で装具外せるようになる気がします。ご報告でした。
とりあえず明日自分の机に1日座っていて絵を描いて痛くならなければ良いなぁと思います。少し様子見ないと体験した結果です!と言うのは早いですね。
Sさんのセラサイズ リハビリによる当初の目標は、装具を外すことと絵を描くお仕事をしているので定規を押さえる左手の力が入るようになることです。
事故にあわれる前はランニングをしたり、自転車で都内を走り回ったりとアクティブに活動されていたのでその日常が取り戻すのが究極の目標です。
SA様も慢性期になってしまい、これ以上は回復は見込めないと諦めていた身体の障害がセラサイズによるニューロリハビリでどれだけ回復していくか、今後も引き続き密着レポートしていきます。
回復期によるリハビリで完治する人もいれば、期間中で十分回復しなかったり、リハビリが十分ではない方もいらっしゃいます。
従来のリハビリテーションでは、慢性期(維持期)になってしまうとそれ以上の回復は見込めないことを意味していました。しかし、セラサイズによるリハビリは10年以上前の交通事故の後遺症でも改善例があります。
もう治らないと諦めるのではなく、一度、セラサイズ・スタジオにご相談ください。
Web担当・飯島